こないだ本屋にいったら、平積みになってたので読んでみました。
『言葉にできるは武器になる。』書評:梅田悟司
日記的な忘備録的な意味合いで書評的な何かを書きました。
[amazonjs asin=”B01LYN9D9S” locale=”JP” title=”「言葉にできる」は武器になる。 (日本経済新聞出版)”]
どうもです。ばっしーです。
電通系コピーライターってショボい人多いという印象を持っていた。
だけどこの人はわかっている人で珍しい印象を受けた。
失礼な印象を感じてしまってごめんなさい。
久しぶりに良書。
良いと思ったところをまとめた。
- 人を動かす視点
良い文章は人が勝手に動く
- 自分の考え方を客観的に把握するために「自分の頭を覗いているもう一人の自分」の存在を意識する
自分から幽体離脱して、客観的に見ることを語っていた。
- 言葉は思考の上澄み
普段考えていることしか言葉は出てこない。
言葉が出てこないのはライティング力云々の問題ではなくて、知識が血肉になっているかの問題
- 言葉に重みが生まれる最大の理由は、本心で語っていることや「必死さ」「切実さ」によるところが大きい
経験や葛藤がある人の発言が重みを持つ理由でもある。必然性がキーワードかな。
- 頭の中は物事を連続的に考えているように見えて、実は非連続的かつ断片的にしか考えられていないことが多い
こういった表現がさらっと出てくるのはさすがである。
- 考えても言葉にならないことに対しては「書き出す」ことが効果的な方法
人は考えているように見えて、自分で己を制限して脳みそを酷使しているからそれを抜け出す方法論
- 人の心を動かす方法は「思いをさらけ出す」こと・・・
必ずしも、思いをさらけ出すことが人の心を動かすとは限らないが、使い方次第では強力な人を動かす武器になる。
引用した話はいずれも己を客観視して、能力を上げていく姿勢だった。
ただし、この本の内容では、お客さんの状況を知るリサーチの視点は書いてなかった。
文章を書くということは、脳内から意見を他人に出すということ。
故に自分のことを知る必要もあるが、
他人も知る必要があるのだ。
故に、リサーチに触れられてないから、
この本だけでは、初学者は文章が書けるようになることはないだろうけど、
僕にとっては、もともと持っていたライティング含む総合的な情報発信スキルを別の角度から見るきっかけになった。
逆に言えば、文章力、発信力、スピーチ力で食えている人くらいじゃないと、書いてある意味がわからない可能性も感じた。
僕の場合は、売れる文章の書き方を教える指導者の立場として、
切り口は増えたほうがいいからありがたかったですがね。
もしリサーチに触れていたら、初学者にも進めることができるくらい
この本は完璧だった。
リサーチの視点がないのは、顧客1人1人に影響を与えるわけではない、
「クリエイティブコピーライター」という職業の人が書いた本だからだろう。
大手のマスのキャッチコピーなり、マーケティングというのは、
人を動かす視点というよりも「ネーミング」を重要視している部分が強いです。
行動経済学よりもリズム感の音的素養を重要視しているとでも言えばいいのかな。
(全部がそうじゃないけど、その場合が多い。これはこれで優秀。)
そういったマス的な表現ではなくて、僕のブログの大多数の読者さんのように、
文章で1人で稼いでいくぜというのであれば、
個人で莫大な利益を上げるビジネスをしていく上ではリサーチも含めた文章力(総合的な情報発信力)が必要である。
僕のメルマガ読者のコピーライターの人たちはもう耳タコでしょうけど。
それを持ってれば、人の心を動かして、利益を出しまくれる
コンテンツマーケターになれるでしょう。
学生の頃からコピーライター的な方ではないライティングを学んでおいてよかった。
マス的な方って背景にある組織力とか莫大な広告費がないと、全然使えない場合が多い。
こっちに憧れると、結構ドツボだと思うんだよなあ。
ある種やってみないとわからない世界の割に数を打つテストマーケティングができないというジレンマ。
その点Webの世界は、数を打ちまくって練習できることからも実力がどんどん上がって非常に楽しい。
儲けも時間も生み出せるようになる。
そして、必然的に優秀な人は、個人に向けたライティング技術ではなくて、
大手のマス向けの「クリエイティブコピーライター」になるから、
いつまでたってもWeb上のライティングは美味しい市場として残っている。
格差どんどん生まれてくる。
需要と供給のバランスでスキルの価値はある程度決まってくるからね。
需要に対して供給が少ない世界で戦うのは賢い。
(Webは舐められているのもあって、参入者のレベルが低い。)
そんなメモ的な記事でした。
【真実は常識の中にはない】
夕飯がバナナ1本のときもあった超貧乏時代
元不登校の偏差値28の引きこもりが慶應大学に合格した。
しかしせっかく得たエリートの道を捨てた。
そして、なぜ21歳にして
月に500万円の金額を稼ぐことができるようになったのか?
そんなばっしーの物語