こんにちは、ばっしーです。
メンタリストDaiGoの『自分を操る超集中力』という本を読みました。
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この本は集中力を高めるテクニックについてまとまってはいるものの、
1つ1つのテクニックがムズい、
現実的ではないなと感じました。
この本の内容よりももっとシンプルな方法で
僕は集中力の高い状態をキープできています。
『自分を操る超集中力』感情を利用することに疑問
『自分を操る超集中力』では、
喜怒哀楽を利用して集中をするという話がでてきます。
人間の感情と集中力は密接に結びついていて、
感情にあわせて仕事をすると良い、というのです。
そのために、
エモーショナル・プランニングといって、
1日の喜怒哀楽を予測して、
計画を立てるのだといいます。
例えば朝は満員電車でイライラするだろうから、
その後で怒りを利用して集中しよう…みたいな感じです。
が、これ、
無理じゃないか?と思いました。
この本『自分を操る超集中力』によれば、
喜怒哀楽の哀しい時には、
冷静な判断が下せるようになれるので、
これまでの自分の意思決定を見直してみるといいよ!
と書いてあるんですが、
それができたら誰も苦労しないよと思います。
彼氏・彼女とケンカしてしまって、
「このまま僕たち、別れちゃうのかなぁ」なんて悲しんでるときに、
「よし。悲しいときは冷静な判断ができるから、仕事しよう」
とか思うか?と。
僕にはとても無理です。
仮に仕事しようと思えたとしたら、
さほど悲しくはないはずです。
しかも、エモーショナル・プランニングで、
悲しみを予測せよ。というのです。
事前に恋人とケンカするなんて、
誰が予測できるんだと思います。
あえて哀しい出来事を思い出して、
感情をコントロールするというのなら分かります。
が、この本では、
仕事に合わせて感情をコントロールするというよりも、
感情に合わせて仕事をしようね、という意見にいなっていて、
それには納得できません。
感情に合わせて仕事するのをOKにしたら、
ぼーっとして、本当に何もしたくない時は、
今日は仕事しなくていいや。ということになってしまいます。
僕はたまに、
何をする気も起こらないほどだるい日がありますが、
そんなやる気の出ない時はどうしたらいいんでしょうか?
エモーショナルプランニングとか作っても、
やる気ゼロモードになったら、
無駄になるだけです。むしろ害悪ですらあると思う。
僕はそのような感情的アプローチではなく、
もっとシンプルに集中力を引き出してます。
それは、1分あったらやることを決めておく。というルールです。
感情に振り回されては集中できない
感情に合わせて仕事するのではなく、
逆です。
その時がどんな感情でも関係なく、
必ず1分あったらやることを決めておきます。
僕は1ヶ月分まとめて、
1分あったらやることリストを作っておいてあります。
例えば、
今月は1分あったらこの本を1ページ読もう。
と1冊決めておくんですね。
どれだけ哀しいときでも、
どれだけ怒り狂っているときでも、
1分の時間があったら、迷わず本をよむのです。
そうすると、
不思議と集中できます。
本を1ページなら、
どれだけやる気がないときでも、
まぁ読むかな。と気軽に読めます。
そうして1ページ読み出すと、
面白くて、
気がついたら10ページとか読んでるんですね。
1分あったらやることリストは、
ハードルの低い目標にしておくのがコツです。
1分あったら10ページ読む
とかだと、ハードル高すぎて、やる気がなくなります。
あとは目標を具体的にしておくことですね。
1分あったら何かの本を何ページか読む。
みたいな曖昧な目標だと、
いざ1分があっても、
何の本を読もうか迷っていたら時間が終わってしまいます。
なので、目標は具体的に。
あらかじめ決めておいて、感情を無視して淡々とやるルールにしておくんです。
僕はこのシンプルなルールのおかげで、
今までは全然読めなかった読書も捗るようになりました。
1日で細切れでも読んでいくと、
1ヶ月あると1冊読み終わっていたりします。
ちなみに紙の本ではなくて、
いつでもどこでも読めるように、
電子書籍で買っておいて、スマホで読むのもコツです。
すると、本を持ちあるいていない外出中でも、
絶対に1分あったら読みはじめられます。
別に本じゃなくても、
英語を勉強してる人なら英単語1つ覚える。
とか、自分に合わせて目標決めたら良いのです。
僕がもう1つこの本に出てくるテクニックで
疑問が残ったのは、
ポモドーロ・テクニックです。
『自分を操る超集中力』のポモドーロ・テクニック
『自分を操る超集中力』ではポモドーロ・テクニックが紹介されていて、
25分仕事→5分休み→25分仕事→5分休み…
というふうに、
25分+5分を1セットとして仕事をする集中法のことです。
これは有名なテクニックで、
僕も以前やったことがあるものでした。
けれど、これって大きな問題点があって、
やり始めるハードルがめちゃめちゃ上がってしまうことです。
少なくとも25分+5分=30分がとれないと、
このテクニックって使えないんですよね。
たとえば5分時間が余っているときに、
「今は30分まとまった時間がとれないから、仕事はやめとこう」
などと、5分をムダにするようになってしまったんです。
5分あれば、
さっきの1分やることリストの方法なら、
5ページも本が読めます。
けど、ポモドーロ・テクニックにこだわると、
5分ではテクニックができないからと、
空き時間に仕事を入れないという本末転倒な結果になってしまったんです。
それからもう1つ弱点があって、
ポモドーロ・テクニックは、
外で仕事をしている時は使いづらい。ということです。
外にいて、音のなるタイマーがかけられないと、
25分がたっても気づかなくて、気がついたら40分たっていたりしたんですね。
そうすると、凹みます。
「あー。ポモドーロ・テクニック失敗したから、
今日はもう集中できないや。やーめよ」
と気持ちが下がってしまうんです。
ポモドーロ・テクニックを使えるときだけ使って、
使えない時は別の方法で集中する。
などと、器用に使い分けられるなら、部分的に取り入れるのはいいと思いますが、
僕の場合は、
ポモドーロ・テクニックを使おうとして、
やり始めるハードルが上がって、
やる気を失う。
という、逆効果のパターンの方が多いと感じました。
なので、個人的には、
このような集中法は多くの人には取り入れづらいと感じてます。
それよりは、
1分でも時間があったら作業をするときめておいて、
空き時間を見つけたらとにかくやることリストをみて、やる。
というシンプルなルールを決めておいた方が、
よっぽど僕は集中できますね。
30分のまとまった時間を見つけるより、
1分の時間を見つけるほうが簡単ですからね。
このポモドーロ・テクニックに限らずですが、
『自分を操る超集中力』は全体的に
現実的ではない難易度の高いテクニックが多いように感じました。
ただ、1つだけ良いなと思った記述がありました。
それが、目をつぶる集中法です。
『自分を操る超集中力』目をつぶる集中法
『自分を操る超集中力』で紹介されているテクニックで良いと思ったのは、
目をつぶって視覚情報をシャットアウトする。というものです。
これは僕もよくやっている方法で、
非常に納得できます。
目をつぶると集中できるというのは、
どういう原理かというと、
例えばぼーっとしてやる気がしないときは
脳の状態としては、
選択肢が多すぎる状態なんですね。
テレビも見たいし、
ゲームもやりたいし、
けど本も読んだほうがいいし、
英語の勉強もしなきゃ…
あ、そういえば、掃除もしないとな。
とか、脳内では、
やること・やりたいことの洪水なのです。
その結果、
脳がパンクして、
もういいや。何にもやりたくない。
という無気力状態になってしまう。
これは僕も昔はよくありました。
やることは一杯あるのに、
結局何もやれないまま気づいたら夕方になっていて、
「あーあ。僕なにやってんだろ。」と、自己嫌悪に陥っていたんです。
けれど、
目をつぶる集中法を知ってからは、
変わりました。
目をつぶると、
真っ暗闇になりますよね。
そうすると、
テレビもゲームも本も汚い部屋も
映像が全シャットアウトされるので、
思考がスッキリするのです。
選択肢の洪水から逃れて、
自分の考えだけに集中できるイメージです。
これにより、
本当にやることだけが頭に思い浮かぶのです。
目をつぶるやり方のおかげで、
僕はいつでも安定して集中できるようになりました。
目をつぶると思考が洗練されるので、
いつもなら思い浮かばなかったアイデアがポンと浮かぶこともあります。
「あ、この切り口でサイト作ったら面白そうだな」
という風に。
それが後の事業のベースのアイデアになったりします。
この本ではパーミングという
ヨガのシャットアウト法も書いてありましたが、
そんなまどろっこしいことしなくても
ただ目をつぶれば十分だと僕は思います。
パーミングというのは手を使って真っ暗闇を作る方法ですが、
やってみようとしたら、
「あれ、どうやって手を組むんだっけ?」と思い出せず、
結局挫折した。なんてことが多々ありました。
どんなに優れた集中法でも、
やり方が難しくて思い出せなければ意味ないと思うんです。
だって、簡単に日常に取り入れられないと、
集中法をやることすらできなくて、
さらに自己嫌悪に陥って、自信を失ってしまいます。
それよりは、僕なら
1分あったらやることを決めておき、
時間が少しでもあればそれをやる。
そして、集中力が途切れてきたなと思ったら、
目をつぶる。
こういったシンプルな方法が
一番続くし、続くことで、仕事がはかどって、
それが自信にもなっています。
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